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町長所信表明

更新日: 201522

 本日、平成27年第1回東庄町議会臨時会の開催にあたり、所信表明の機会をいただき、誠にありがとうございます。
 先の町長選挙におきまして、議員各位をはじめ、町民の皆さま方の多大なるご支持をいただき、第17代東庄町長として、重責を担わせていただくことになりました。

 私は、20年前、小さくともキラリと光るまちを目指し、多くの方々のご指導、ご支援を頂きながら、ひたむきに、努力を重ねてまいりました。今回の選挙は、その成果に、一定の評価をいただいたものと信じております。

 平成7年1月17日、阪神淡路大震災が発生しました。
6,434人もの尊い命が奪われ、私は、その4日後に、町長として就任したわけであります。町民の命を守る。これこそが、私に課せられた大きな使命の一つであると心に刻み、今日まで町づくりに取り組んでまいりました。そして、この20年間において、私は多種多様、様々な人と出会い、それによって得た知識、経験、絆というものを町政運営に活かしてまいりました。
 
 今日、高齢社会の急速な進展と地方の人口減少、それに起因する社会保障費の増加、求められる地方経済の活性化、健全な財政運営、こういった直面する様々な問題に、真摯に向き合わねばなりません。そしてこれは、東庄町の問題であると同時に、全国の市町村が抱える問題でもあります。

 国は「地方創生」を最重要課題とし、強力に推進するとしております。国に対し、要望すべきことは要望し、活用すべき制度は大いに活用し、国と一致協力して、ふるさと東庄の発展につなげてまいりたいと、このように考えます。町づくりに対する町民の思いを、アンテナを高くしてとらえ、小さな町だからこそできる、きめ細かな行政を展開してまいる所存です。

 平成21年度に創設しました地域活性化補助金制度は、町の活性化のために「何かやってみたい」という町民有志の思いをバックアップするために創設したものです。まさに、地方創生の理念となる施策であります。これまで17件の事業がこの補助金を活用し、実施されております。元気が出る事業に活用していただきたく、制度を存続させたいと考えております。

 それでは、新たな4年間の町政運営について、私の基本的な考えを述べさせていただきます。
 まず、冒頭申し上げたとおり、町民の命を守ることは、町の使命です。東日本大震災の経験を活かし、防災対策の強化を図ってまいります。消防団や自治会、防災ボランティア等と連携した防災訓練をつうじ、防災意識の高揚、防災力の強化をするとともに、台風や低気圧による風水害、土砂災害、火災から、町民の命を守るために、関係機関との連携を強化し、災害防止に努めてまいります。同時に一人暮らしの高齢者や、身体の不自由な方の避難誘導や救出がスムーズに行われるよう、関係機関の体制強化に努めてまいります。

 次に、子どもたちが、健やかに、情操豊かに成長していくために、教育環境を、よりよいもの整備してまいります。この4月1日から、地方教育行政法が改正され、教育行政が大きく転換します。私と教育委員会の協議の場である総合教育会議を設置し、教育に関する大綱を策定いたします。

 また、小学校の統廃合につきましては、議員各位のご理解、ご支援をいただき、東庄町の子どもたちが、みな、一つの学校に通い、学ぶ、その道筋が見えてまいりました。着実に、そして方向性に町民の合意ができれば、速度を上げて取り組みたいと考えております。

 私は、子どもたちの教育は、将来に向けた大きなテーマだと考えております。義務教育の9年間を6年、3年にとらわれる必要はない。4年、5年でもよい。義務教育をさらに1年早め、5年、5年の10年間を一つの義務教育期間とすることも、私は検討してまいりたい。東庄町だからこそできる新しい教育の町を目指したいと考えます。

 次に、子育て支援は重要な政策の一つです。子育ての経済的な負担を軽減するため、県内でいち早く、中学生までの医療費無償化を実施し、平成27年から、18歳まで医療費の無償化を拡大しました。

 給食費の助成についても、しっかりと継続して予算化してまいります。
 本町では、子育て支援センターが4か所、放課後児童クラブ、いわゆる学童保育が2か所、さらに児童館も十分に活用されており、子育て支援サービスの整備状況は、他の市町村に比べ、充実度、満足度が高いもの考えております。こうした情報を広く発信しながら、更なる子育てサービスの充実に努めてまいります。
次に、予防医療についてですが、細菌性髄膜炎の原因菌とされる小児肺炎球菌ワクチンやヒブワクチン、子宮頸がん予防ワクチンの全額助成など、他市町に先駆けて実施しました。今後もしっかりと予算化してまいります。

 予防医療や検診の充実、健康増進による病人をつくらない施策は、地道な努力によって、長い期間で効果が表れるものですが、私は、効果は着実に上がっていると考えています。東庄町は、県の取りまとめる国民健康保険事業年報で一人当たり医療費の少ない自治体として上位3つの市町村に入っているところです。   

 次に、高齢者が生き生きと生涯現役で暮らせる町づくりをめざし、健康増進の施策を展開します。お出かけ支援バスは町民の足であるとともに、積極的な外出を促し、健康増進につなげようとするものです。旭中央病院の往復便は、利用者も多く平成25年10月から午前2便を増便したところですが、今後も使い勝手のよい巡回バスにしてまいります。

 次に、東庄病院を中心とした医療の確保についてですが、本町の総合診療医、いわゆる総合医の取り組みは全国から注目されています。総合医は、特定の臓器や疾患に限定せずあらゆる患者に対応する医師であり、地域医療を担い、大病院への患者集中や医師不足の解消につながるものと確信しています。これまで、私は総合医育成の重要性を強く国、県に訴えてまいりましたが、近年、厚生労働省において総合医を新たな専門医として位置付け、その育成が進められているところです。今後も、その状況を見守るとともに、志ある医師の確保に努めてまいります。

 次に、本町の高齢化率は31.1パーセントであります。今後、在宅での看護や介護の重要性がますます大きくなってまいります。訪問看護、訪問介護の分野も、充実させてまいります。

 また、認知症対策は、現在どの市町村も進んでおりません。看護師・保健師らが自宅を訪問し相談や支援にあたる「初期集中支援チーム」を設置し、認知症対策に取り組んでまいります。

 次に、道路網の整備についてですが、国道356号バイパスが小見川大橋から笹川新橋まで開通し、河口堰までは路盤整備が完了しています。県道多古笹本線から河口堰につながる県道下総橘停車場東城線バイパス、いわゆる北ルートは東庄病院付近まで完成しました。引き続き国や県に早期完成を要望してまいります。

 また、生活道路をはじめとして、町道整備、排水整備を進めてまいります。町道の改良率は県内でも高い位置にありますが、これまで、事情があってなかなか未舗装のまま改善されなかった生活道路に光をあて、関係者のご協力をいただきながら、整備を進めてまいりたいと考えております。

 観光振興では、近隣市と連携した広域的な取り組みを目指しながら、観光協会との連携を密にして、観光客の受け入れ態勢を充実させてまいります。

 また、東庄町の文化、歴史、特産物などを広く宣伝し、イメージアップを図るために、本町に縁のあるお二人の方に、観光大使を、お願いしました。一人は、玉川奈々福さん、もう一人は、西田あいさんです。私の就任日であります1月21日から活動をお願いしております。委嘱状の交付につきましては、しかるべき場面で、執り行いたいと考えております。

 産業面では、基幹産業の農業を中心に、コカブ、SPF豚、アイベリー苺などの特産品の販路拡大と農業の大規模化を進めてまいります。本町のSPF豚は、その品質管理や生産者組織の一丸となった努力が認められ、農林水産大臣賞を受賞いたしました。地域産業を牽引し、元気を与えてくれるものであります。関係各位のご努力に敬意を表するものであり、さらなる発展を期待するものです。国の進めるTPP交渉の妥結に備え、国、県と連携し、町としてできる経営強化策を推し進めてまいります。

 次に、町民の皆さんに、公民館をはじめ、公共施設を積極的に活用いただけるよう努めてまいります。図書館も蔵書を充実させてまいります。また、公民館は町民の皆さんの文化活動の拠点となっており、3つの公民館分館は、児童図書館や陶芸教室、子育て支援に有効に活用されているところです。更に使い勝手の良い施設となるよう努めてまいります。

 町民の健康増進の基盤ともなる宮野台運動公園や町民体育館などの運動施設については、適正な管理により、コンディションを維持し、快適に利用してもらえるよう努めてまいります。

 また、東大社、諏訪神社、左右大神をはじめ、地域の祭りは営々と継承された芸術文化であり、地域社会の絆を再確認し、深めるものであります。大切に、将来の世代に伝承されるよう、努めてまいります。

 区長が一堂に会しての行政協力員まちづくり会議は、町民視点による提言や地域の課題解決にむけた意見交換の場としてたいへん有意義な会議となっております。区長会の一致協力した活動が、産業廃棄物中間処理施設計画の取りやめという形で実を結んだケースもあります。町として、自治会活動を支援するとともに、引き続き、まちづくり会議を開催してまいります。

 最後に、まちづくりは人づくりです。子どもたちが、この東庄町で育ち、やがて、東庄町を支え、創っていってもらうことが、私の願いであります。「ふるさとが人を育み、人がふるさとを創る」、社会の第一線で活躍する人が、東庄町から育ってほしいと思います。

 そして、人口減少問題を考えるとき、都市部への人口集中が進む理由として、都会は、何でも揃っていて便利で住みやすく、地方は、魅力的な職場がないといった意見があります。しかし、豊かな自然や、文化、歴史、人情味あふれる住民気質といった素晴らしい面もあります。私は「人情味あふれるまちづくり」をモットーとしておりますが、これは、全国に先駆けて取り組んできた地域包括ケアシステムの地盤となるものです。豊かな自然、文化、住民気質などの特色を生かし、東庄町だからこそできる、東庄町でしかできない、そのようなまちづくりに、全身全霊を傾注し、邁進してまいる所存です。

 本年は、東庄町町制施行60周年の節目の年です。未来に向けた新しいスタートの年にしたいと考えます。

 議員各位におかれましても、今後とも更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。


(平成27年1月27日 東庄町議会第1回臨時会)

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電話:0478-86-1111

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