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町長所信表明

更新日: 2019130

 本日、平成31年第1回東庄町議会臨時会の開催にあたり、所信表明の機会をいただき、誠にありがとうございます。

 先の町長選挙におきまして、議員各位をはじめ、町民の皆さま方の多大なるご支持をいただき、第18代東庄町長として、重責を担わせていただくことになりました。

 私は、24年前、小さくともキラリと光るまちを目指し、多くの方々のご指導、ご支援を頂きながら、ひたむきに、努力を重ねてまいりました。今回の選挙は、その成果に、一定の評価をいただいたものと信じております。

 平成7年1月17日、私の町長就任、4日前に、阪神淡路大震災が発生しました。6,434人もの尊い命が奪われ、私は、どうしたら町民の命を守ることができるか、日々考えておりました。町民の命を守る、これこそが、私に課せられた大きな使命の一つであると心に刻み、今日まで町づくりに取り組んでまいりました。

 町議会議員の期間を含めますと、39年あまり、町政にたずさわってまいりました。この間、様々な人と出会い、それによって得た知識、経験、絆というものを、最大限、今後の町政に活かしてまいりたいと考えます。

 コンピューター化が進み、AIが人間社会で大きな役割を果たす時代に突入いたしました。人と人との支え合いこそ大切な時代に入ったと考えております。高齢社会の急速な進展と地方の人口減少が進む中で、本町においては、小さい町だからこそできる、きめ細かい施策を展開し、町民一人ひとりをいかに大事にするかを基軸として、各種施策に取り組んでまいります。

 それでは、新たな4年間の町政運営について、私の基本的な考えを述べさせていただきます。

 まず、防災対策についてです。冒頭申し上げたとおり、町民の命を守ることは、町の使命です。東日本大震災の教訓、近年では熊本地震、昨年の西日本豪雨、大阪北部地震、北海道胆振東部地震、こういった災害ひとつひとつの経験を活かし、防災対策の強化を図ってまいります。消防団や自治会、防災ボランティア等と連携し、防災意識の高揚、防災力の強化をはかるとともに、台風や集中豪雨による風水害、土砂災害、火災から、町民の命を守るために、関係機関との連携を強化し、災害防止に努めてまいります。同時に、一人暮らしの高齢者や、身体の不自由な方の避難誘導や救出がスムーズに行われるよう、関係機関の体制強化に努めてまいります。また、台風や集中豪雨、土砂災害の危険に直面したとき、いかに早く、避難してもらうか、私は、躊躇なく、避難勧告をはじめ、必要な措置をとってまいります。

 次に、教育の充実であります。議員各位のご理解とご支援により、来年4月から、5校の統合による東庄小学校が開校します。子どもたちが、健やかに、情操豊かに成長していくために、大規模改修やエアコンの設置、スクールバスの運行により、教育環境を整備してまいります。

 また、子ども達にとって放課後は大事な時間です。小学校の敷地内に放課後児童クラブを新設いたします。

 中学校においても、エアコンの設置を進めており、今後も教育環境の整備に努めてまいります。駐輪場の整備とともに、いよいよ、来年度、学校給食センターを建設いたします。安心で安全な給食を提供してまいります。

 また、この4月に、2つの幼稚園を統合し、新たに認定こども園として、こじゅりんこども園をスタートします。幼児教育の充実を図ってまいります。

 ここ数年間で、教育施設や給食センターの整備に、大きな財政支出が見込まれるところですが、過疎債の活用や、これまで積み立てた基金の活用により、財政の健全性を保ちながら、行政運営を進めてまいりたいと考えます。

 小学校統合により廃校となる4校の利活用については、地域の理解を第一に、企業の公募を進めてまいります。また、幼稚園の統合により廃園となる橘幼稚園や現在の給食センター跡地についても、その活用を検討してまいります。

 次に、子育て支援についてです。国が本年10月から始める幼児教育・保育の無償化を、5歳児について、4月から前倒しして実施します。今年度は保育所に入所できない児童が7人でてしまいました。来年度は、こども園の開園もあり、現時点での待機児童の見込みはありません。

 県内でいち早く実施した、18歳までの医療費無償化や、今年度から実施した給食費の無償化は、引き続き、しっかりと継続して予算化してまいります。少しでも保護者の負担軽減につながればと思います。

 本町では、子育て支援センターや放課後児童クラブ、さらに児童館といった、子育て支援施設の整備状況が、他の市町村に比べ、充実度、満足度が高いものと考えております。こうした情報を広く発信しながら、更なる子育てサービスの充実に努めてまいります。

 次に、予防医療についてですが、ロタウイルスワクチン・おたふくかぜワクチンの全額助成など、他市町に先駆けて実施しました。今後もしっかりと予算化してまいります。

 本町は特定健診の受診率が県内で最も高い自治体です。がん検診をはじめ、各種検診において、検査項目を魅力的なものとし、病気の早期発見に努めてまいります。

 東庄町は、後期高齢者一人あたり医療費、国民健康保険の一人あたり医療費が、ともに県内で最も低い自治体であります。地道な努力が実を結んできたと考えております。「病気にならない、病人をつくらない」施策をさらに進めてまいります。

 次に、高齢者が生き生きと生涯現役で暮らせる町づくりをめざし、健康増進の施策を展開します。外出支援バスは町民の足であるとともに、積極的な外出を促し、健康増進につなげようとするものです。旭中央病院ルートのほかに、昨年9月から小見川総合病院まで運行するルートを増設しました。今後も使い勝手のよい巡回バスにしてまいります。また、巡回バスを補完する、新たな交通システムを検討してまいります。

 次に、東庄病院を中心とした医療の確保についてですが、引き続き、旭中央病院との連携強化により、医師の確保に努め、地域医療の拠点として、役割をはたしてまいります。

 また、高齢者等の認知症施策は、町民の皆さんに認知症についての理解を広めていくため、今後も認知症サポーターの養成を継続して実施してまいります。また、認知症や、その疑いがある方を、医療・介護の専門職が自宅を訪問し、支援を行う「認知症初期集中支援チーム」を本年度立ち上げましたが、今後も地域包括支援センターを中心に、認知症施策に取り組んでまいります。

 次に、道路網の整備についてですが、河口堰までの国道356号バイパスと県道多古笹本線から河口堰につながる県道下総橘停車場東城線バイパス、いわゆる北ルートは整備促進のめどが立ちました。着実な工事の実施を国、県に要望してまいります。また、この道路整備に合わせ、町の活性化つながる施設を検討してまいります。また、桁沼耕地の中学校通学路をはじめ、町道整備、排水整備をさらに進めてまいります。

 観光振興では、近隣市と連携した広域的な取り組みを目指しながら、観光協会との連携を密にして、観光客の受け入れ態勢を充実させてまいります。また、町商工会と協力しながら、地域振興、町おこしの事業に取り組んでまいります。

 産業面では、基幹産業の農業を中心に、コカブ、SPF豚、アイベリー苺などの特産品の販路拡大と農業の大規模化を進めるとともに、後継者確保対策など、持続可能な農業の発展に向けた取り組みを進めてまいります。また、昨年12月30日に発効したTPP協定につきましては、国、県と連携し、町としてできる経営強化策を推し進めてまいります。

 次に、町民の皆さんに、公民館をはじめ、公共施設を積極的に活用いただけるよう努めるとともに、文化活動にできるかぎりの支援をしてまいります。また、東氏や千葉氏のゆかりを大切にして、関係自治体と交流してまいりたいと考えます。

 東大社、諏訪神社、左右大神をはじめ、地域の祭りは営々と継承された芸術文化であり、地域社会の絆を再確認し、深めるものであります。大切に、将来の世代に伝承されるよう、努めてまいります。

 次に、行政協力員まちづくり会議についてですが、町民視点による提言や地域の課題解決にむけた意見交換の場としてたいへん有意義な会議となっております。町として、自治会活動を支援するとともに、引き続き、まちづくり会議を開催してまいります。

 私は、現在、千葉県町村会の会長を務めており、同時に全国926町村で組織する全国町村会の会長代理を仰せつかっております。全国の町村を代表する立場で、国の幹部や与党幹部に意見や要望をする機会が増えてまいりました。

 国をかたちづくり、そして支えるのは、豊かな自然と、水源をもち、そして食料を供給する町村であります。その町村の声をきちんと国に届けながら、そこで得た人のつながりや、情報を町政に活かしてまいりたいと考えます。

 最後に、まちづくりは人づくりです。子どもたちが、この東庄町で育ち、やがて、東庄町を支え、創っていってもらうことが、私の願いであります。「ふるさとが人を育み、人がふるさとを創る」、社会の第一線で活躍する人が、東庄町から育ってほしいと思います。

 今年は、改元という時代の大きな節目の年となります。平成から新たな時代に向かって、東庄町の独自性を表現し、東庄町だからできる、東庄町でしかできない、そのようなまちづくりに、全身全霊を傾注し、邁進してまいる所存です。

 議員各位におかれましても、今後とも更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。


(平成31年1月29日 第1回東庄町議会臨時会)

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