通所リハビリテーション(令和4年8月)

更新日:2022年09月29日

今回は、東庄病院で実施している通所リハビリテーションについてお話しします。

現在、医療機関で行われているリハビリは、医療保険の制度でリハビリできる期限が発病からの日数で限られています。詳細は、脳血管リハが180日、運動器リハが150日、呼吸器リハが90日、廃用症候群リハが120日になります。この期限を過ぎた患者さまは、基本的には医療保険でのリハビリを受けることができなくなります。

しかし患者さまの中には、医療保険のリハビリ期限を過ぎても、病院同様のリハビリを継続していきたいと思われる方もいらっしゃると思います。そうしたことから、当院では平成24年6月に、病院リハビリに近いサービスができる、介護保険による短時間型の通所リハビリを開設いたしました。

当院の通所リハビリは、介護保険を利用した当院の送迎車による送迎付で通って行うリハビリです。送迎車には、リフトが装備され、車いすを利用されている方も通所に問題はありません。時間は、平日の午前中で、短時間型(1~2時間以内)となります。患者さまの一日の利用定員枠は、小規模で10人となります。

通所リハビリのサービス内容は、体温や血圧測定などの健康チェック、リハビリの前処置としてのホットパックによる温熱療法、患者さまの目標や課題に合わせた理学療法士とマンツーマンの個別リハビリ、エアロバイクや筋力トレーニングマシンを利用した自主トレーニングなどです。病院で行うリハビリなので、医師もいるため、安心してリハビリできる環境です。

注意 短時間型のサービスのため入浴や食事などのサービスはありません 当院の通所リハビリの利用は、介護保険の認定を受けている方が対象です。介護保険申請は、町保健福祉総合センター介護保険係です。

理学療法士 佐々木和之