介護医療院について(令和4年4月)

更新日:2022年11月17日

東庄病院では、地域包括医療・ケアを提供しています。それは、救急対応のような急性期医療、リハビリテーションなどの回復期医療、療養病棟での慢性期医療・ケア、退院後の訪問診療・訪問リハビリテーションまで、ひとつながりの医療・ケアです。また、併設している東庄町保健福祉総合センター、オーシャンプラザとも連携し、医療・保健福祉・介護の切れ目のないサービスを提供しています。

東庄病院には、急性期医療の一般病床と、回復期・慢性期医療の療養病床があります。このうちの介護療養病床ですが、国の方針で令和5年度末に廃止となります。療養病床はできてから、20年以上経ち、時代とともに、果たすべき役割は変わってきました。当初は、完治して退院する方、引き続き医療が必要な状態でも訪問診療・訪問看護を利用者する方が多かったのですが、最近は、介護施設入所や当院で療養継続の方が多くなっています。

そこで、この需要に応えるために療養病棟を介護医療院に転換することを検討しています。介護医療院というのは、住まいと生活を医療が支える新たなモデルとして平成30年に創設されました。介護を必要とする方が日常生活上の支援を受けて暮らしていくための生活施設です。医療が必要な方は、医学的管理、看護、リハビリテーションが受けられます。介護と医療を一体的に受けられる介護施設です。看取り・ターミナルケアも受けられ、最期の時まで過ごせて、終の棲家として安心して暮らせるようになります。

介護医療院ができることで、東庄町の地域包括医療・ケアが、さらに充実します。介護医療院を利用できる方は、要介護度1~5の方です。もちろん、現在療養病床に入所している方にも引き続き、これまで通りの医療介護を提供していきます。さらに準備を進めて、令和6年4月に介護医療院開設を目指します。ご意見・ご質問のある方は東庄病院までご連絡ください。

東庄病院長 高石佳則