木造妙見菩薩立像(千葉県指定文化財)
木造妙見菩薩立像の特徴
妙見菩薩とは、北極星がインドで神格化したものとされ、仏教とともに中国に伝来し、北辰菩薩、尊星菩薩とも言います。
東氏の祖である千葉氏は、祖先である平良文の頃から一族の「守り神・戦の神」として妙見菩薩を信仰し、一族の家紋も妙見信仰に由来する月星紋や九曜紋を使用するようになりました。
由来
千葉大系図(写本)によると、「建久三年壬午正月廿二日城中ニ妙見尊星王ヲ勧請尊像ハ運慶之作也此時ヨリ四時ノ祭事ヲ執行ス」とあり、東胤頼が当時居城としていた須賀山城にこの妙見菩薩像を祀ったことがわかります。
特徴
妙見菩薩・妙見像の多くは、武将の姿をしたものが多くありますが、この妙見菩薩像は髪を長く垂らす童子形の姿をしており、このような姿をした妙見像は他に例がないものです。
東庄にゆかりある千葉氏・東氏の妙見信仰の一端を見ることができる資料といえます。
公開場所
東庄公民館1階、郷土資料展示室にて公開中です。
所在地
東庄町公民館 1階
〒289-0601 千葉県香取郡東庄町笹川い4713-131
電話番号:0478-86-1221
ファックス番号:0478-86-3454
開放時間
午前9時00分~午後4時30分(無料)
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育課 生涯学習係
〒289-0601 千葉県香取郡東庄町笹川い4713-131
電話番号:0478-86-1221
ファックス番号:0478-86-3454
更新日:2024年03月21日