桜梅桃李35～新年あけましておめでとうございます。

令和6年1月9日、第3学期始業式を行いました。3学期は学校行事も少なく、年度のまとめと次年度への準備の学期となります。今年は辰年です。辰年といえば龍の年です。龍は中国や日本の伝説や文化において、力強さや賢さを象徴する存在です。龍は天から地上へと舞い降り、雨をもたらし、大地を潤すとされています。子どもたちにも辰年の龍の力強さや賢さ発揮してほしいです。

そして、私が全校みんなで頑張ってほしいことは「あいさつ」です。2学期の終業式で「大谷翔平選手はあいさつを頑張った」というお話をしました。自分に良い運を呼び込むために、周りの人たちが笑顔になるように、去年の自分から一歩成長したあいさつができるようにみんなで意識してほしいです。（もうすぐ大谷選手寄贈のグローブも届くはずです）

さて、もう一つ大切なことがあります。それは、共に助け合うことです。

1月1日、石川県の能登半島を最大震度7の大きな地震が襲いました。家が潰れ、火災が発生し、たくさんの方々が犠牲になりました。みなさんも想像してみてください。突然自然災害が起こり、大切な人や住む家、身の回りの大切なものを全て失ってしまったらどうでしょう。いつも通りの生活を送ることができる幸せを感じなければなりません。

地震で被災された方々は、救援物資も届かず、水や食料もわずかな中、みんなで助け合い、支え合って懸命に生きている方がたくさんいます。日本人のすばらしさは、困難に見舞われたときに、自分のことだけでなく、周りの人との助け合いをできるところだと思います。

この学校では、一人ひとりが大切な存在です。互いに助け合い、支え合い、困難を共に乗り越えることで、皆さんの心が強くなり、より一層素晴らしい学校生活を送ることができると私は思います。

3学期が終わると、4月から6年生は中学生に、5年生は最上級生に、1年生から4年生も一つずつ学年が進級します。3学期は、短いですが、学年を締めくくる大切な学期です。何かをやり始めることは誰でもできますが、終わり（最後）までやり遂げることは難しいことです。次の学年に向かって大きく羽ばたくためには、その前にしっかりと走り、助走をしなければなりません。この3学期はしっかりと走り切って、次の学年へのよい準備をしましょう。

3月15日の卒業式、そして、3月22日の修了式。みんなの一回り成長した姿を楽しみにしています。