HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)キャッチアップ接種
積極的な勧奨の差し控えにより、接種を受ける機会を逃がした方(平成9年度から平成19年度生まれの未接種の女性)へ、令和7年3月31日までキャッチアップ接種が実施されていましたが、令和4年4月1日以降で1度でも接種をされている場合は、接種期間が令和8年3月31日まで延長されることとなりました。
対象者等、詳細は下記をご確認ください。
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)キャッチアップ接種の期間延長について
ヒトパピローマウイルスワクチンとは
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種は、子宮頸がんの原因に最も関与の強いHPV(ヒトパピローマウイルス)の型である16型、18型などに効果があります。
ワクチンを接種してもすべてのがんを予防できるわけではありません。ワクチン接種を済ませるだけでなく、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう。
ヒトパピローマウイルス(HPV)について、詳しくは厚生労働省のホームページ等をご確認ください。
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省)
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(厚生労働省)
接種にあたっての注意事項
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
接種者の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、接種者が以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。
- 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます)がある場合
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
- 受けるべき予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
なお、現在妊娠している方の場合はかかりつけ医とよくご相談ください。
接種を受けた後の一般的な注意事項
予防接種により、軽い副反応がみられることがあります。また、極めて稀ですが、重い副反応がおこることがあります。
予防接種後にみられる反応としては、下記の通りです。
ヒトパピローマウイルスワクチンの主な副反応
主な副反応は、発熱や、局所反応(疼痛、発赤、腫脹)です。また、ワクチン接種後に注射による痛みや心因性の反応等による失神があらわれることがあります。
失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。
稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等が報告されています。
詳しくは、予診票と共に送付するリーフレットや、厚生労働省のHPなどもご確認ください。
予防接種による健康被害救済制度について
定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
詳しくは、厚生労働省のページをご確認ください。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2024年04月01日