HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)キャッチアップ接種

更新日:2024年04月01日

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の積極的勧奨が再開されました

平成25年からHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種は、積極的勧奨をすべきでないとされていました。
令和3年11月専門家会議において、安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められ、積極的勧奨を再開することとなりました。
接種する場合は、ワクチンの有効性や副反応等についてご理解のうえ、体調の良い時に接種を受けてください。

積極的な勧奨の差し控えにより、接種を受ける機会を逃がした方(平成9年度から平成19年度生まれの未接種の女性)への接種については、時限的に3年間(令和7年3月31日まで)にわたり実施されます。
接種がすべて完了していない方で、接種をご希望の方は公費負担で接種可能です。

予診票送付のお申し込みについて

キャッチアップ接種対象者で、まだ申し込みをしていない方は下記の申し込みフォームよりお申し込みください。

※既に予診票が届いている方で、紛失してしまった場合や、転入で予診票差し替えが必要な方は保健福祉総合センター窓口にて申請が必要です。

ヒトパピローマウイルスワクチンとは

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種は、子宮頸がんの原因に最も関与の強いHPV(ヒトパピローマウイルス)の型である16型、18型などに効果があります。

また、これまでの積極的な勧奨の差し控えにより、接種を受ける機会を逃がした方の接種については、キャッチアップ接種として時限的に3年間(令和4年度~令和6年度まで)実施されます。

定期接種・キャッチアップ接種ともに、対象年齢であれば無料で接種いただけます。

キャッチアップ接種対象者

東庄町に住所のある平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子
 

東庄町では、令和6年3月に未接種の対象者へ接種勧奨のハガキを送付しています。

希望される場合は予診票を送付いたしますので、上記の申し込みフォームよりお申し込みください。

また、ワクチンを接種してもすべてのがんを予防できるわけではありません。ワクチン接種を済ませるだけでなく、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう。

接種にあたっての注意事項

予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
お子様の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。

また、お子様が以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。

  • 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます)がある場合
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
  • 受けるべき予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合

なお、現在、妊娠している方の場合は、接種することに注意が必要な方ですので、かかりつけ医とよくご相談ください。

接種を受けた後の一般的な注意事項

予防接種により、軽い副反応がみられることがあります。
また、極めて稀ですが、重い副反応がおこることがあります。
予防接種後にみられる反応としては、下記のとおりです。

ヒトパピローマウイルスワクチンの主な副反応

主な副反応は、発熱や、局所反応(疼痛、発赤、腫脹)です。
また、ワクチン接種後に注射による痛みや心因性の反応等による失神があらわれることがあります。
失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。

稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等が報告されています。

詳しくは、予診票と共に送付するリーフレットや、厚生労働省のHPなどもご確認ください。

予防接種による健康被害救済制度について

定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。

 

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について

予防接種健康被害救済制度について

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉課 保健衛生係
〒289-0612 千葉県香取郡東庄町石出2692-4
電話番号:0478-79-0911
ファックス番号:0478-80-3112