東庄町とドローン

更新日:2024年02月06日

東庄町とドローン

東庄町がドローン活用を推進する理由

東庄町では、令和2年度より小学校5校を1校に統廃合いたしました。閉校となる校舎を有効活用し、地域の活性化等を図るために事業者を募集し、旧東城小学校を利活用することになったのが、一般社団法人国際ドローン協会でした。

東庄町にはドローンを飛ばすための条件が整っており、国際ドローン協会の事業のひとつである農業へのドローン活用なども、東庄町のために有益な事業であると考えています。

ドローンの活用事例

東庄町で現在行っている、ドローンを用いた事例をご紹介します。

ドローンを使った農薬散布の実証実験

東庄町は、国際ドローン協会と共同で、農業用ドローンの性能に関する実証実験を2024年1月15日(月曜日)に行いました。

ドローンを使った農薬散布の実証実験の様子

この実証実験は、10haという広大な面積の農地に、大型ドローン2機を同時に飛行させて、農薬を散布するというものです。

実証実験は、東庄町ドローンパークを運営する一般社団法人国際ドローン協会と、一等無人航空機操縦士資格を有しているドローン操縦士が行い実施しました。

 

ヨシ焼きの火元の確認、安全確保と注意喚起へのドローン活用

東庄町の利根川河川敷では、毎年ヨシ焼きを実施しています。

これは、絶滅危惧種に指定されている小型の鳥類オオセッカとコジュリンの生育場を保全することを目的としたものです。

2023年3月のヨシ焼きの際には、産業用ドローンMatrice300 RTKと赤外線カメラ、望遠カメラ、スピーカーを使った安全確保と注意喚起の実証実験を行いました。

ヨシ焼きの燃え残りをドローンに搭載したサーモグラフィで確認している写真

赤外線カメラで燃え残った火がないかどうかを確認する実験では、広大な範囲を一目で確認することができ、安全確保に有効でした。

 

ドローンを使った駐車誘導

2023年8月に東庄町で行われた「東庄ポークアンドビア夏祭り2023」において、ドローンを使った駐車場の誘導を行いました。

ドローンを用いて駐車場の空きをチェックしている写真

会場では、ドローンを使って上空から駐車場内を常に監視して空き状況を把握。入庫する車のサイズや駐車場内の混在具合を踏まえ、パイロットより地上の誘導員に指示を出して、効率的な駐車を実現しました。

さらに、ドローンに取り付けたスピーカーを使って夏祭りへ来場される方に向けた注意喚起や、来場のお礼などをアナウンスしました。

 

地元の小学生を対象にしたドローン教室の開催

東庄町ドローンパークにおいて、地元の小学5年生・6年生を対象にした「ドローン教室」を開催しました。

当日は東庄町ドローンパークより講師を招き、ドローンについて学んだあと、子どもたちが実際に小型のドローンを飛ばすなど、活気のある様子が見られました。

東庄小学校の生徒にドローンの操作を教えている写真

東庄町ドローンパークとは

東庄町ドローンパークとは、旧東城小学校の跡地を利用した、「ドローンのホームグラウンド」をコンセプトとした施設です。

すべてのパイロットがドローンを楽しみ、学んで実践できる場を提供しています。

東庄町ドローンパークの全景写真

ドローン事業の今後の展開

東庄町では、様々な分野においてドローンを活用した事業・サービスを計画しています。

  • 農業支援
  • 物流支援
  • 福祉支援
  • 防災
  • 教育・文化
  • イベント支援

この他に、ドローンショーなどの構想もあります。

東庄町の産業を盛り上げ、地域の活性化を図るべく、今後も様々な取り組みを行っていきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 企画財政係
〒289-0692 千葉県香取郡東庄町笹川い4713-131
電話番号:0478-86-6084
ファックス番号:0478-86-4051