種まきとコカブの生育

更新日:2022年09月29日

農産物の生産過程をご紹介します[こかぶ]

1.種まき

機械を使い、畑に種まきをしている男性の写真

種まきは、機械を使って行います。まき床に、夏は20センチメートル間隔で6列、夏以外は15センチメートル間隔で8列ほどまきます。1列の中には、12~14センチメートル間隔くらいに1粒ずつまかれています。

2.トンネルかけ

2名の農業生産者が畑のまき床にパイプを利用して造ったトンネルに、寒冷紗をかけているトンネルかけの様子の写真

種まきが終わったら、まき床にパイプを利用してトンネルを作ります。トンネルには、春から秋にかけては寒冷紗(カンレイシャ)をかけ、コナガと呼ばれる害虫の侵入を防ぎます。また、寒冷紗をかけると、土の乾きが少なく、芽の出がそろいます。冬は、ビニールなどの保温効果の高いものをかけ、厳しい寒さからコカブを守り、真冬のコカブの出荷を可能にしています。

3.コカブの生育

土の中から白いこかぶが顔を出し青々とした葉が茂っている畑に植えられた沢山のこかぶの写真

コカブは、種まきの時期によって育つ速さが違います。同じトンネル栽培でも、夏は種まきから収穫まで30日ほどですが、冬は110日もかかります。葉の出かたは、4枚目の葉が出るころまではゆっくりですが、その後、葉の出るスピードが速まります。コカブの玉の部分は、生育の後半に大きくふくらみ、地上にせり上がってくるのが特徴です。なお、コカブの玉の半分くらいが茎、その下の部分が根になっています。

4.露地栽培やハウス栽培のコカブ

広々としたハウスで栽培しているコカブの写真

東庄町のコカブ栽培はトンネル栽培が中心ですが、それ以外にハウス栽培や露地栽培があります。ハウス栽培は、ハウスの建設に経費がかかりますが、保温効果がトンネル栽培より高いため、真冬でも90日で収穫でき、品質の良いものがとれます。また、雨など天候に左右されずに栽培できることもメリットです。露地栽培は、害虫の被害が出やすいなど品質面で不安定ですが、トンネル掛けをしませんので、労力や経費が少なく済みます。

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